注文住宅の内装デザインはどう決める?実際の流れをチェック!
部屋のレイアウトを考えるときってワクワクしますよね?より規模の大きな、住宅の内装デザインを考えることは、ご家族にとっての楽しいイベントのひとつです。しかし、押さえるべきポイントを理解してないと、理想と違った仕上がりになってしまいます。この記事では、内装デザインの種類や決め方、注意するべきポイントを解説します。
注文住宅の内装コーディネートは案外難しい!
デザインの種類が多い
内装デザインの種類は数多くあり、デザインを考えることは楽しい作業である一方、多すぎて悩んでしまいます。例えば、一口にモダン系といっても、ミッドセンチュリーモダンやシックモダンなど枝分かれしています。選択肢が多いとむしろ選べないという人間の心理が働いてしまいます。
家具と家電との相性がわからない
内装のデザインは組み合わせる家具と家電との相性が重要です。ファッションのコーディネートでもトップスとボトムス、シューズの組み合わせは重要ですよね。組み合わせを間違えると、部屋全体の印象が大きく変わってしまいます。間取りとインテリアをトータルコーディネートしなくてはなりません。
デザインと実用性のバランスが難しい
壁紙やフローリングなどのデザインのほか、部屋の間取りや窓の配置を考える必要があります。デザインだけにこだわりすぎてしまうと、使い勝手や実用性の低い、住みづらい部屋になってしまいます。
家族で好みのデザインが分かれる
家族全員の好みのデザインを取り入れてしまっては、まとまりのない部屋になってしまいます。家族全員が納得するデザインを見つけるためには、しっかりと話し合いを重ねて意見をまとめなくてはなりません。
注文住宅の代表的な内装デザインの種類
モダン系
モダン系は無駄を省いたシンプルでスタイリッシュな雰囲気の部屋になります。ガラスなどの無機質な素材や、装飾のない直線で構成された家具などが取り入れられます。
ナチュラル系
自然素材を取り入れた、シンプルなデザインになります。木や緑の自然素材は、ぬくもりを感じさせる温かい雰囲気の部屋になります。
海外系
海外系は、北欧やアジアなど参考にする国や地域によって大きくテイストが異なります。近年人気の高い北欧風のデザインは、自然素材を取り入れたナチュラルかつ、暖色系の照明などで温かみのある雰囲気の部屋になります。
シック系
高級感のある、落ち着いた雰囲気の部屋になります。モノトーンやダークカラーが大人の雰囲気を演出させます。老若男女問わず、人気のデザインです。
注文住宅の内装デザインを決めるまでの流れ
ここからは、注文住宅の内装デザインを決めるまでの流れの一例をご紹介します。
・どんなデザインがあるか調べる
たくさんの施工事例を見て、理想のイメージを決めておきます。
・家族と話して方向性をまとめる
理想のデザインが決まってきたら、家族で話し合って意見をまとめます。家づくりは家族全員が主役なので、全員が納得できるまで時間をかけて話し合いましょう。
・床を決める
内装デザインは一般的に、目に入る面積の大きい床から決めていきます。デザインスタイルに合わせて選んでいきましょう。
・壁、天井を決める
次に、面積の大きい壁や天井を決めていきます。
・設備や建具を決める
床や壁、天井などの部屋のベースが決まったら、キッチンなどの設備や、ドアや窓枠などの建具を決めていきます。デザインスタイルに合わせて選んでいきましょう。
・照明を決める
照明は、家が完成してから決めるのではなく、同時進行で決めていきます。照明が部屋に与える印象は大きいです。部屋のシチュエーション別に選んでいきましょう。
・カーテンや家具を決める
デザインスタイルに合わせて決めていきます。カーテンもまた面積が広く、部屋に与える印象は大きくなります。
注文住宅の内装デザインを決める際に注意するべきポイント
アクセントを詰め込みすぎない
部屋にアクセントを加えると単調な印象から、おしゃれな雰囲気を演習できます。家具や雑貨、壁紙などをアクセントとしますが、詰め込み過ぎると、雑多な印象を与えてしまいます。部屋の一部にスパイス程度に加えるようにしましょう。
トータルバランスを考える
内装デザインは床や壁、ドアなど一つずつの要素でできています。それぞれ好みのカラーを選んでしまうと、全体のまとまりがなくなってしまいます。単品で考えるのではなく、内装デザインに合わせて、トータルバランスを意識するようにしましょう。
実物サンプルを見る
床材や壁紙を選ぶ際は、カタログなどで決めるのではなく、実物サンプルを見てから決めるようにしましょう。カタログなどの印刷と実物ではギャップがあり、印刷ではわからない凸凹や触り心地は仕上がりに大きく影響します。
本記事では内装デザインの種類や決め方、ポイントなどをお伝えしました。内装デザインはポイントさえ押さえていれば、簡単かつ楽しくコーディネートでき、理想の住まいを実現させることができます。今からたくさんの内装デザインの事例を見て、理想イメージを具体化させていきましょう。この記事があなたの家づくりの一助になれれば幸いです。