注文住宅にインナーガレージを設置するメリット・デメリット!
注文住宅にインナーガレージをつけたいと検討している方もいるのではないでしょうか。インナーガレージがあれば、愛車をよりよい状態で駐車できます。インナーガレージはとても魅力的ですが、メリットだけでなくデメリットもあり、設置するにあたり把握しておく必要があるでしょう。この記事では、メリットとデメリットをお伝えします。
そもそも「インナーガレージ」とは?
インナーガレージは、建物の中に車を停めることができるようになっています。住居の一部に組み込まれている構造で、住居部分にシャッターがついていて、その中に車を駐車できるという構造が多いです。インナーガレージに車を駐車すると、クローズされている空間となるので、プライベートを守りやすくなるだけでなく、インナーガレージを住まいの一部として活用することも可能です。
注文住宅にインナーガレージを設置するメリット
注文住宅にインナーガレージがあるとどのようなメリットがあるのでしょうか。インナーガレージのメリットをまとめておきます。
安心・安全が守られる
インナーガレージは、建物の中に車を置くことになります。そのため防犯面でメリットが高いです。駐車場が外にある場合は、駐車場に不審者が侵入して車にいたずらされてしまう可能性もありますが、インナーガレージはシャッターがついていて、簡単に侵入できません。車がいたずらされる心配もないのです。
車をより大切に使える
車が大好きな方は、愛車をより大切に使いたいと思うでしょう。その場合、汚れや傷はできるだけつけたくないですね。インナーガレージは、車に汚れや傷をつけにくくするためにも役立ちます。外に駐車していると、雨や風で車が汚れやすくなってしまいますが、インナーガレージなら、室内に車がある状態なので、雨や風で汚れる心配がありません。
子どもや高齢者の室内への出入りがラク
インナーガレージがあることで、子どもや高齢者の方が室内から車、車から室内に移動する際も楽になります。雨が降っていても、屋根があるので荷物の出し入れもしやすいでしょう。
趣味の部屋にできる
インナーガレージは趣味のスペースとしても活用できます。インナーガレージは広さがあるので、アウトドア用品を収納したり、車に関連するモノをまとめておいたりできます。
子どもの遊び場にも
インナーガレージに車がないときは、子どもたちが遊ぶ場所としても使えます。広々としているうえ屋根もあるので雨の日でも遊べます。
注文住宅にインナーガレージを設置するデメリット
注文住宅にインナーガレージがあるととても便利ということが分かりました。しかし、デメリットがないわけではありません。では、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
住居スペースが狭くなる可能性がある
広い土地を購入している場合は、インナーガレージを設置しても住居スペースが狭くなるということはありませんが、土地が狭い場合は、インナーガレージを設置することで、住まいのスペースが狭くなってしまう可能性があります。1階のスペースが狭くなることは理解したうえで設計を依頼してください。
工事費用は高くなる
インナーガレージには、シャッターをつけたり、換気設備をつけたりするなどさまざまな設備をつけなければいけません。より快適なインナーガレージにするためにはそれなりの費用がかかります。通常の駐車場と比べるとコストがかかってしまうという点は理解しておきましょう。
メンテナンスが必要
インナーガレージはシャッターを設けるので、シャッターの点検費用がかかります。シャッターが動かなくなっては困るので、定期的なメンテナンスは避けられないでしょう。メンテナンスも対応してくれるシャッター会社を探しましょう。アフターサポートを確認しておいてください。
固定資産税が高くなる可能性も
インナーガレージの面積が住居の5分の1を超えてしまうと、固定資産税が高額になります。広さに注意して設計してください。5分の1を超えなければ固定資産税は安く抑えられます。大きな車の場合、広いインナーガレージが欲しいと思うかもしれませんが、広さには注意しましょう。
死角になることも
インナーガレージがあることで、防犯面のリスクが高くなるというメリットがあるものの、逆に死角になってしまう場所もあるということは理解しておきましょう。照明や防犯カメラの設置などで、死角となっている箇所の防犯対策を取るのが安心です。
まとめ
インナーガレージを設置するメリットとデメリットについてお伝えしました。インナーガレージを設置する際は、どのように活用したいのか明確にすることと、目的をはっきりさせることが大事です。そしてメリットだけでなくデメリットもあるということを理解した上で設置するようにしましょう。設置しても思うような活用ができなければ「なんで設置したのかな…」ということにもなりかねません。よく検討してくださいね。